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約160名に調査!採用成功を分け...

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管理職の中途採用が急拡大|企業の49.6%が採用、40〜50代転職率も上昇中

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2025.10.30

管理職を中途で採用する企業が増加中

マイナビが2025年10月に発表した調査によると、今年上半期に中途で管理職を採用した企業は49.6%にのぼり、2021年から10ポイント以上増加しました。
部長クラスの採用率は29.9%、課長クラスは38.9%。企業が管理職の外部採用に積極的な姿勢を見せていることがわかります。

なぜ今、管理職の中途採用が増えている?

採用理由としては、「マネジメント経験のある人を求めた」が33.0%と最も多く、「組織の多様性を高めたかった」(32.0%)、「採用市場が活況で好条件で採用できた」(31.6%)なども上位に挙がっています。

企業にとって、管理職の即戦力性や視野の広さ、多様な経歴が組織強化のカギと見なされているようです。

年齢の壁が少しずつ崩れてきている?

今回の調査では、40代〜50代のミドル・シニア層の転職が増えていることも注目ポイントです。
これまでは「年齢がネックで転職しづらい」と言われてきた層ですが、企業が年齢ではなくスキルと経験を評価する傾向が強まっていることが背景にあるようです。

転職理由は「立場」で大きく違う

転職経験者500名に理由を尋ねたところ、管理職だった人では「会社の将来性に不安があった」が33.8%で最多。
一方で非管理職の人では「給与が低かった」が26.5%で一番多い結果となりました。

立場が違えば、仕事を見る視点も変わる。将来への見通しや経営への信頼感が、管理職の転職を後押ししているようです。

企業が求められるのは「採用力」だけじゃない

マイナビキャリアリサーチラボの朝比奈あかり研究員は、「管理職は会社の方針や将来の見通しをシビアに見ている立場。そこに不安を感じると、転職という選択を取りやすい」とコメント。

企業側としては、採用活動を強化するだけでなく、内部から信頼される経営や透明性ある情報発信も重要になってきていると言えそうです。

今後のキャリア市場は「年齢より経験重視」へ?

中途採用の在り方が変わりつつある今、40代・50代のビジネスパーソンにとっても、新たなチャンスが広がっています。
年齢を気にせず、これまでのキャリアやスキルを活かした転職がしやすくなっているのは、転職市場にとってもポジティブな流れです。

企業としても、採用・育成・組織づくりのバランスを見直す良い機会なのかもしれません。

出典:日本経済新聞「企業の半数、管理職を中途採用 転職の『年齢の壁』薄れる兆し」(2025年10月7日)

採用ミスマッチを防ぎ、定着まで見据えた仕組みづくりへ

企業が管理職を外部から迎える流れが広がるなかで、採用の「その瞬間」だけでなく、「その先」――配属や育成、定着までをどう設計するかが問われる時代になってきています。

こうした市場の動きを受けて、採用活動の「その先」にまで目を向ける企業も増えてきています。

弊社では現在、「採用のミスマッチ防止」と「定着率向上」をテーマにした人材マッチング・育成支援ツールを提供しています。
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